リシャール・ミルが「RM 07-01 カラーセラミック」を発表。
- 2023/10/13 14:49
- カテゴリー:時計
リシャール・ミルは、1980年代のイタリアのアート・建築運動であるメンフィス デザインからインスピレーションを受けたデザインに、ポップなカラーコーディネートを纏わせた「RM 07-01 カラーセラミック:エンドレスサマーコレクション」を発表した。ベゼルとケースバックには、軽量かつ高強度、さらに色褪せせず、発色も良いTZP(正方晶ジルコニア多結晶)を用い、ダイアルには伝統的な手作業によるギヨシェ彫りを施したパーツが配されている。
自動巻き(Cal.CRMA2)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。セラミックス×WGケース(縦45.23mm、横31.40mm、厚さ11.85mm)。50m防水。各100本限定。2959万円(税込み)
先進的な素材と夏を思わせるカラーリング、伝統的技術が融合した新作
リシャール・ミルは、1980年代のイタリアのアート・建築運動であるメンフィス デザインからインスピレーションを受けた「RM 07-01 カラーセラミック」3モデルを発表した。リシャールミル 時計本作のデザインの中核となったのは、素材と共に色を配置してゆくというアイディアである。
ベゼルとケースバックは、軽量かつ高強度なTZPセラミックスを採用する。TZPセラミックスは発色が良く、色褪せないことも特徴であり、長い年月が経過しても新品時の状態を保つことが期待できる素材である。カラーバリエーションは、ブラッシュピンク、ラベンダー、パウダーブルーと夏を思わせる3種が用意される。
ダイアル部には、ベゼルのカラーとコーディネートされた幾何学的形状のパーツが配される。このパーツには、手作業によるギヨシェ彫りが異なるパターンで施され、変化に富んだ表情が加えられている。このギヨシェ彫りは、熟練した職人が古くから用いているエンジン旋盤で1本1本の線を繰り返し彫り込んだ伝統的な手法によるものだ。彫り込まれた線が連なり、交差することでパターンを形成し、無地の表面に質感を与えている。
地板にグレード5チタンを採用した自動巻きムーブメントCal.CRMA2。パーツをスケルトナイズすることで軽量化や耐衝撃性の向上に寄与するのみならず、リシャール・ミルらしいデザインコードを獲得している。
ミドルケースはホワイトゴールド製。マイクロブラスト加工を施し、ポリッシュ仕上げのピラーを備えており、リシャール・ミルの特徴である立体感があり腕に沿うケースシェイプを生み出している。
自動巻きムーブメントCal.CRMA2は、他モデルと同様にブリッジと地板にグレード5チタンを採用し、すべてのパーツはスケルトン加工される。これにより、高強度かつ軽量に仕立てて従来モデル同等の耐衝撃性を備えつつ、ダイアル側から覗くムーブメントに光を取り込んで空間を演出している。